2011-03-22

つれづれ

ここしばらく更新できずにいました。

今回の東北関東大地震について、しばらく言葉を発することが
できなかったからです。

被災した人のことを想像すると、何を言っても言い足りない。
言えば言うほど言葉が形式化していく。
そんなふうに思って、書くことができずにいました。

それでも、それぞれの想いをブログで書いている人たちがいて、
言葉にしていくことって、やっぱり大切だなと思い直しました。


震災で家族を亡くされた方、未だに家族と連絡がつかない方、
自分の生まれ育った家をなくした方・・・
本当に心がえぐられるような思いだと思います。

心が潰れそうになるくらいつらく悲しい思いをしていても、
それを吐き出せないような状況にあるのだろうと想像します。
次から次へといろいろなことが起こって、自分の周りのことを
なんとかやっていくのが精いっぱいなんだろうなと・・・

どうにもできないような気持ちを心の中にためずに
早く外に出せるような支援もこれから出来る限り早い時期に
必要になってくると思っています。


こういう時に被災地の人を「がんばって」と励ますのは、
個人的にとても言えない言葉です。

ニュージーランドの人が「私たちは、今日本で被災した人たち
の気持ちに一番近くなれると思っています。私たちは、
あなたたちと共にいます。」と言っていたのをニュースで見ました。
私は、やっと共感できる言葉に出会えたなと思ったのです。

「がんばれー!」と言われるよりも「私はあなたと共にいる」
と言われた方が、少なくとも私は安らかになれる。
でも、それはがんばれと丸投げするよりも、想像力がいること。

こんな時に必要なのは、寄付やボランティアなどの具体的な
行動力と、静かに相手のことを考える想像力なのだろうなと
思います。
その二つのコンパスをもとに、はたして自分の今できることは
何だろう?と考える1週間でした。

連日の悲しいニュースの中で、救出された人や、家族が再会
できたり、新しい命が誕生したりという温かいニュースも報道
されています。

あの地震と津波の中で、助かった方たちには、本当によく
生きていてくれた、よかった、と伝えたい。

被災した人たちが、生きていてよかったと思えるように
何事もなかった私たちがこれからずっと支援すべきことを
やっていく。

被災した人たちは、がんばらなくていい。
がんばるのは、私たちの方です。


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店の準備もぼちぼち継続中です。
またぼちぼちと更新していきます。

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